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【コラム】THE GIGIの歴史が詰まった"デコラティヴ"なテーラードジャケット

2017.08.13

現在では主流となっている"アンコンジャケット"やカシミヤ素材などの"高級素材に敢えて洗いをかけた後染めの加工"をジャケットに施すなど、業界の常識にサプライズと革新を起こしてきたデザイナー・ピエルイジ・ボリオリ(愛称:ジジ)が率いる"ニュークラシック"をキーワードに毎シーズン話題が絶えない「THE GIGI」。

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"2014A/W COLLECTION"

2014年のセンセーショナルな登場から早3年が経過した同ブランドの目玉アイテムとも言えるジャケットコレクションはシーズン毎に新しい提案、斬新な素材使いで常にサプライズがありファンの心を魅了してやみません。

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"2014A/W COLLECTION"

ファーストシーズンとなった2014年の秋冬コレクションでは8割以上がオリジナルのファブリックを採用したエクスクルーシヴ素材のジャケットは業界とイタリアンクラシックの往年のファンに大きなインパクトを与えました。

中でも革新的だったのはテーラードジャケットで採用しているのはほとんど見かけないレディースのアイテムでトレンドだったブークレー(=巻き毛の意)を採用した立体的な素材

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見たことのないボリュームのある素材使いとインパクトのあるカラーリングのデザイン。

デザイナーのジジがクラシックカーのコレクターというバックボーンもあり、

車の運転中でも不快感のない着心地の良さを追求したドライビングジャケット仕様のウィークエンドジャケットモデルなどが人気となりました。

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"2016S/S COLLECTION"

毎シーズン素材の軽量化と強度などを改善しながらも迎えた3シーズン目のコレクションではイタリアンクラシックの歴史では初?!とも言える"刺し子"の技術をテーラードに取り入れたエクスクルーシヴな素材を採用。

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過去には伝説的なモードブランドなどが採用した刺し子のテーラードジャケットは、

定番とも言えるストライプ柄に"民俗調のトライバル柄を刺し子で表現"することで今までには見たことのない立体的な表情は、着る本人の気持ちが昂揚するデコラティヴでモダンなデザインは現在でも休みの日のここぞという場面での勝負服として着用する方も多い名作と言われています。

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"2016A/W COLLECTION"

そして翌年の秋冬コレクションではファーストシーズンで業界に大きなインパクトを与えた"ブークレー"素材をさらに改良して、あえてブークレーの織りを目が細く編むことで素材の強度が格段に向上した"ハードブークレー"を採用したテーラードジャケットを発表。

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ブークレーの特徴の凹凸のある立体感は保ちつつも、糸の目が細いのでさらに上品なカラーリングを実現。とても繊細で美しいグラデーションは今までの柄物のジャケットやデコラティヴなジャケットにはないエレガントなデザインは絵画としても比喩されるコレクションとなりました。

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 "2017A/W THE GIGI ANGIE G041"

そしてブランド3年目の集大成とも言える今シーズン2017A/Wのコレクションは現在のトレンドも加味しつつ同ブランドのテクニックとアイディアの粋を集めたとも言えるジャケットが今季登場。

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過去のジャケットで幾度となく改良を重ねてきたブークレーのテクニックと刺し子の織りからインスピレーションを受けて、不規則性の高い凹凸感のあるブラックカラーのチェック柄を全体に表現。

ベースのダークネイビーと黄色味がかったベージュの生地の上にランダムに編みこまれる事で角度によって様々な表情の変化が楽しめます。

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さらにそのテクニックに加えて全体にトレンドカラーでもあるテラコッタカラーのステッチを格子状に配することで秋冬のアイテムとは思えない華やかさが全体から滲みでます。

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着心地は今シーズンさらに向上したウィークエンドジャケットモデル"ANGIE"。

同ブランドの歴史と共に改良を重ねてきた同モデルのストレスのない快適な着心地はアクティヴに過ごしたい休みのシーンと自身の愛用するマイカーとの大切な時間でもあるドライビングシーンに最適です。

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肩肘張らないトレンドでもあるリラックスなボトムスを履いてカットソーとスニーカーを履いた、休日のカジュアルなジャケパンスタイルや

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シャツとスリッポンなどの革靴を履いてホテルやお食事のシーンを想定した

少し艶感のあるジャケパンスタイルでも同ジャケットを主役にしてシンプルに纏めれば、

エレガントだけど只者じゃない雰囲気を纏えます。

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今季の秋冬のジャケットアイテムを何にするか思案している貴兄にコレ!と言えるTHE GIGIの歴史が詰まった至極の逸品です。

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