Vol.1 寛ぐ日のための Alteaのニットジャケットを
2017.02.22
ASTILE house 2017SS STYLING Vol.1
プロデューサー / 大和一彦、スタイリング、ディレクション / 四方章敬、写真 / 鈴木泰之
ジャケットスタイルに心地よい新風を吹き込んで
これまでジャケットを着るスタイルは、それなりにきちんとした服装を求められる場に臨むからこそのスタイルだったはずです。しかしニットジャケットは、そんなかしこまった席ばかりではなく、むしろ部屋で寛ぐときに着たいくらいリラックスした着心地を与えてくれます。ミラノのAlteaはそんな、ニットジャケットを手掛けるブランドのひとつ。もともとストールやタイなどネックウェアから始まったブランドですが、いまではトータルメゾンに成長を遂げています。
こちらのニットジャケット、ハニカム編みのざっくりとしたニットで着丈は短め。裏地もありませんし袖ボタンもついていません。テーラード型のラペルがついていて前2つボタンなことをのぞけば、まったくもってカーディガンそのものなのです。コットンニットだからシワになりませんし、このままソファに寝転がって居眠りだって快適です。もちろん外出着としてもお洒落度は申し分なし。オフ白というカラーはニットのやわらかな表情を引き立ててくれますので、Tシャツにさらりと羽織ってデニムというスタイルでも十分スマートにこなせます。
ここではプルオーバーのバンドカラーのシャツに、ちょっと太めのワイドテーパードパンツをくるぶし丈で合わせてみました。プリーツ入りテーパードパンツの最新型で、今春注目のシルエットです。短丈ニットジャケットは、このワイドテーパードパンツとも相性抜群です。襟なしのシャツは寛いだ雰囲気を醸すのにぴったりですし、裾をあえてアウトしているのも“ヌキ”のポイント。白スニで合わせているあたりも、ジャケットスタイルを堅苦しく見せないポイントになっています。
逆にグレースラックスにタイドアップしても、テーラード型のニットジャケットならではのスマートカジュアルを実践できます。これからのジャケットはニット素材が万能に使えることが、おわかりいただけるかと。
ITEM INFO
JACKET : ¥49,000(税抜) / Altea
SHIRT : ¥24,000(税抜) / THE GIGI