STYLING

Vol.9 スウェットパーカMIXで 大人のオフをスーツで遊ぶ

2016.12.06

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ASTILE house 2016AW STYLING Vol.9 


プロデューサー / 大和一彦、スタイリング、ディレクション / 四方章敬(code)、写真 / トヨダリョウ

 

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スウェットパーカのレイヤードでスーツをもっと自由に着こなす


「スーツ=会社に着て行く服」では、あまりに了見が狭いと言わざるを得ません。スーツは「男をもっとも美しく見せる服」です。仕事という男の晴れ舞台を飾るに相応しいのはもちろんのこと、オフをスマートに遊ぶのにも最適な服なのですから。ネクタイをする、革靴を履くといった固定観念は不要です。単なる上下共地のジャケット&パンツと考えれば、もっと自由にスーツが愉しめるはずです。

たとえばこちらTHE GIGIのスーツ「KLIMT/A」は、ディープキャメルというミリタリーカラーにも似たアースカラーが、ドレス&ビジネスのネイビースーツにはない新鮮味に溢れています。コンパクトなフォルムのジャケットはラペル幅が広く、チェンジポケットも配されていて、クラシックの要素をしっかり追求。パンツは旬のプリーツ入りで、ポケットが玉縁式の切りポケットになっているところが新鮮なデザインワーク。素材はモールスキンですので、雰囲気はかなりカジュアル寄りとなっています。

このスーツを活かすならビジネスよりも断然カジュアルに着こなしますよね。旬のテイストミックスは、ミリタリー&スポーツですので、ここではコミューン ドゥ パリの白Tシャツにオーシバルのスウェットパーカを重ねました。ディープキャメルとグラデーションを成す、オートミールカラーのスウェットらしい淡い色あいは、インの白Tまで3段階でフェードアウトしていくという計算です。敢えてコントラストカラーにしないことで、学生っぽくなりがちなジャケット&パーカのコンビネーションを上品かつ大人っぽく仕上げています。

足元を白いスニーカーなんかにしてしまうと、せっかくの大人カラーリングが水の泡ですのでご注意を。ジャケット&スニーカーのスポーツミックスでは、学生気分が抜けないコーデになりがちですので、ここはぐっとこらえてスエードのスリッポンを素足履きします。足元が大人っぽくなるだけで、スウェットパーカのリラックス感をぐっと引き締めてくれると同時に、スーツの美しさをも引き立てることができるからです。

もともとTHE GIGIのスーツは、エレガントな大人の遊び着のカテゴリーですので、タイドアップしてクールに着ることもできるのですが、こんなふうに日常着としても着られるという懐の深さも備えています。普段着スーツとして、Tシャツ&パーカから、シャツ&クルーニット、タートルニットなどなど、自分らしく装ってみるとよいのではないでしょうか。

ITEM INFO

SUIT:¥148,000(税抜) / THE GIGI

SWEAT : ¥14,800(税抜)/ ORCIVAL

CAT SEW: ¥9,200(税抜)/ COMMUNE DE PARIS





 

 

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