STYLING

Vol.8 テーラードコートで着流す 最旬ミリタリーの取り入れ方

2016.11.21

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ASTILE house 2016AW STYLING Vol.8 


プロデューサー / 大和一彦、スタイリング、ディレクション / 四方章敬(code)、写真 / 鈴木泰之

 

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膝丈という新しいバランス感覚で“ミリタリー”を今季的にあしらう

 

これまでのメンズファッションに未見の色柄・織り素材を使った、個性的なワードローブたち。そんな印象がつきまとうTHE GIGIですが、この冬は、こんなミリタリーコートもリリースされています。リーファーカラーが雄々しいダブルブレスト。エポーレットが付属する「DIABLO」はASTILE houseの限定モデルです。

ミリタリーブランケットのように厚手でしっかりと打ち込まれたウール素材ですが、ヴィンテージほどの重さと硬さはなく、ふわりと纏うのにちょうどいい量感です。前を閉じればキュッとタイトなうえに男っぽくシャープなラインを描くので、キリリと引き締まった印象も漂います。肩構築がしっかりあるため男クサさが滲むフォルムというのは、THE GIGIのコレクションのなかでは新鮮ですが、ご注目いただきたいポイントはそのシルエットにありました。

今までのテーラード型コートの場合、ちょい膝上のミドル丈というのが一般的でした。しかし、こちらはギリ膝丈という少々長めの着丈設定になっています。ちょっと野暮ったくみえがちなバランスなのですが、巧みなカッティングで絞り込んだ細身のシルエットでモダンに纏めているあたり、メンズ界に新たな提案を続けてきたデザイナー、ピエルイジ・ボリオリのセンスが現れています。スリークォーターでもマキシ丈でもなく、絶妙な塩梅とはまさにこのこと。気負わず肩に羽織るくらいで着てもよさそうです。

新感覚のミリタリーコートですので、インはジャケットを着るのではなく、クルーネックのニット1枚。そう、ニットはTシャツ、コートはジャケット感覚というわけですね。白パンに素足でローファーという選択も、この時季には逆に新鮮です。緊張感あるミリタリーコートを上品かつリラックスしたコーディネートで。これまでとひと味ちがうミリタリーテイストの取り入れ方としてご参考ください。


ITEM INFO

COAT:¥185,000(税抜) / THE GIGI

KNIT : ¥31,000(税抜)/ JOHN SMEDLEY

PANTS: ¥23,000(税抜)/ BERWICH

SCARF : ¥14,000(税抜)/ altea



 

 

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